Organoboron-based Molecules

我々は、創薬やケミカルバイオロジーに貢献する新しい機能をもつ有機ホウ素化合物の創製を目指している。たとえば、環状ホウ素化合物とジオールの相互作用に関する量子化学計算に基づき、脂肪族オキサボロールを合理的に設計した。そして、分子骨格に不斉炭素を導入したキラルな脂肪族オキサボロールが、その不斉環境に応じて糖を選択的に認識できることを見出した。

ホウ素原子が環状分子骨格に埋め込まれたボラセンから調製される有機ホウ素アート錯体に可視光照射することで、さまざまな構造をもつアルキルラジカルを発生させることに成功した。ラジカル前駆体からアルキルラジカルを発生させる従来法は、光触媒の必要性や発生可能なアルキルラジカルが制限されるなどの問題があった。